「とあるもの」を制作中!
どうやら、数量限定になる見込み・・・(Blog8/20公開 の作成秘話編)!!!
もしかしたら、宝石学などの本でもみたことがあるかもしれない
ガーネット族の模式図。
これは、MacKowskyという人が発表したガーネットの関係がざっくりとわかる図式。
実は、2014年7月に行われた、横浜のミネラルショーでガーネット好きのK様と
このMacKowskyさんの図式で盛り上がっていました♪
ガーネットって複雑ですよね?というような感じで、
そして、K様、ぽつりと、
「この図式に代表的なガーネット合わせて、セットがあったらいいですよね…」
GF「それは、、、や、やりましょう(汗)。限定になってしまうかもしれませんが」
というわけで、早速ショーが終わった後にとりかかります。
ある程度数を揃えなければならないということ、
コストの問題、大きいプラスチックケースに収まるかなどのディテールの問題。
代表的な選手を選出するので、これは入れておきたいなぁなど。
そして、パッケージの部分も。
地味に、試行錯誤が行われてゆきます…。
試しで、印刷してみたり、
用紙の素材を選定したり。
ウバロバイトなどは、結晶がちいさなものしかありませんので、
[参考]ウバロバイト
母岩付きのものしか見たことがありません。
このボックスにいれるためには、もちろんそのままで入るわけがありませんね。
やむを得ず、小さくリカット。
ひとつひとつ形が不揃いなウバロバイト原石。
もちろん、手磨りで職人が一つ一つボックスに入れることができるサイズに
合わせていきます。原石は削り落としていますし、国内研磨なので
費用面を考えると、だんだんと「いやな汗」がでてきます・・・(笑)
アンドラダイトは、やっぱりガーネットの王様「デマントイド」
もちろん、ホーステール入りのロシア産でしょう・・・、
グロッシュラーはね、代表格ツァボライトで・・・・・・・、
パイロープは、アリゾナのアントヒルを・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、
点が多くなりすぎ(笑)
なのですが、
やっぱり代表的なガーネットを知ってもらうセットとしては、、、ね(汗)
というわけで、
数量は限られてしまいますが、
なんとか完成することができました!!!
各ショーでは、一応小出しに。
おかげさまで、皆様の反応もいい感じです!
一応、このセットの内容でもある、ガーネット族のお話を。
ご存じの方も多いと思いますが、ガーネットは大きく分けて2つのグループに。
1つめは、赤色系ガーネットで、
(1)パイロープガーネット
(2)アルマンディンガーネット
(3)http://www.garnetfans.jp/category/item/itemgenre/garnet-type/spessartine
名称のスペルで先頭をとって『パイラルスパイト』グループ。
そして、もう1つは、緑色系ガーネットで、
(4)ウバロバイトガーネット
(5)アンドラダイトガーネット
(6)グロッシュラーガーネット
同様に『ウグランダイト』グループ
と呼ばれます。
実際には、赤色系、緑色系といってもカラーバリエーションが豊富な
ガーネットですので、グロッシュラーなどはオレンジもありますし、無色もあります。
また、ガーネットどうし混合しあう性質もありますのでさらに複雑な種類ではあります。一概に色だけでは分けられません。
たとえば、パイロープとアルマンディンの中間だったらロードライトと呼ばれていたり
カラーチェンにするもの、アンドラダイトにはデマントイドやレインボー、真っ黒のメラナイトなど、グロッシュラーには幅広いカラーバリエーションが存在します。
ミネラルショーなどにお越しいただくことが出来ない方のために、
WEB用にも若干数確保させて頂いております。
【ご注意】
表示されている写真はサンプルのため、お届けするセットによっては、
ルース、標本の形状、色など若干の違いがございます。
予めご理解いただいた上でご注文下さい。
限定数量のみの販売とさせていただきますが、リアルイベントなどと重なっている場合予定より早く販売終了する事もございます。