アメリカ マサチューセッツ州の「Red Embers Mine」
近年産出の話題のガーネット。
クールで”カッコいい”鉱物標本。
プレート状の母岩。メタリックグレーはグラファイト(graphite、石墨、黒鉛)
深紅のガーネットがまるでマグマのように力強く存在している。
アメリカの北東部に位置するマサチューセッツ。
マサチューセッツ工科大学(MIT)はとても有名だが、正直それくらいしか思い浮かばない。
地図で見ると、キャンプ場などアウトドアには最適な環境だと思う。
アービング州立森林公園
鉱山から写真が届いたので、掲載しておこう。
指をさしている部分。
プレート状になっているところに、どうやらガーネットが眠っているらしい。
いくつかのプレートが採れている。写真ではガーネットは確認できないが、大きなプレートのなかでも一部分にガーネットが付いているようだ。
さらに、ガーネットが付いている裏側を結晶が見えるギリギリまでカーヴィング(研磨)する。
その状態で、ライトを当てると、赤黒っぽく見えるガーネットが、驚きの表情をみせる。
グラファイトにガーネットが付いて生成されるのは、このマサチューセッツ州だけのようだ。
鉱山の名前は「レッドエンバーズマイン(Red Embers Mine)」はブランドのように有名になった。
さて、今回あらたに入荷したものをご紹介しよう。
昨年入荷したものはすべて小さなプレートだけたった。
大きなプレートは、無いわけではないのだが、仕入れ価格は$500(6万円以上)から$1,000近いものもあり、入荷しても販売価格に反映してしまうので手を出さなかった。
サプライヤーとは何度も取引しているので、通常販売するまえに情報をもらっている。
今回はツーソンショーで直接ピックアップする予定だった。事前に写真を見せてもらっていたのであとは確認するだけだった。ただ、今回の買い付けには行くことが出来なかったので直接送ってもらうことにした。さらに今回は大きなプレートのみを入荷。そして交渉の末、なんと通常の仕入価格より安い価格で販売価格を設定することができた。
プレートの大きさ、ガーネットの大きさなどによって価格の差はあるものの、見応えのある大きなプレートと趣のある結晶がお楽しみいただけると思う。
写真でつかっているバックライトはLEDの電球色でクリップライトタイプなので一般的に使われているもの。スマホなどのライト機能を使って裏側から光を当てても赤色を浮かび上がらせることが出来る。
個人的に好みなのは、こちら↓
なんだか形がフクロウのようにも見えて、大粒の2石は眼のようだ。