エーゲ海に浮かぶ小島。
ギリシャ セリフォス島
様々な種類があるガーネット。その中でもこのセリフォス島のアンドラダイトガーネットは結晶も特徴がある。ヘデンバージャイト(灰鉄輝石、hedenbergite)の上に結晶されたマットで結晶面がはっきりとみえるのがアンドラダイトガーネット(灰鉄柘榴石)だ。
今回3つの標本を追加。なかでも上記写真のカルサイトが共存している標本は、大きさと珍しさからいっても一級品ではないだろうか。カルサイトはブラックライトを照射すると蛍光発光も確認できる。また、昨年ミュンヘン出展時にドイツ語版の「Granat(Garnet)」の専門書を購入した時に、表紙に使われていた写真も同じく、セリフォス産のアンドラダイトガーネットだった。
あと二つも、黒い花の蕾のようなヘマタイトと共存しているものや、水晶の結晶と共存しているものと個性がある。